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54回解説 実技【過去問】

第54回試験解説・復習:【実技Ⅱ:問3】

第54回試験実技Ⅱ:問3の解説・復習ページです。

問1の記事は➡第54回試験解説・復習:【実技Ⅱ:問1】

問2の記事は➡第54回試験解説・復習:【実技Ⅱ:問2】

ではいきましょう。

問3~時系列図とアメダス~

問題文

問3(1)時系列図を使った穴埋め

またまたまたまた穴埋めですね、穴埋めの多い回です。

(1)は図13の大牟田の気象要素の時系列図だけで解けます。図13を並べてみていきましょう‼

めちゃくちゃ書き込みましたが、毎度の如く問題文と色でリンクさせてるので、どこを見ればいいかパッと見で分かるようにしてます‼

①NとEの中間成分の風が多いですね、北東です!

②降水量を表す棒グラフが5:00頃から急に長くなってます。

③1番高い棒グラフは19.5となってますね、右軸の数値をチェックしましょう‼

棒グラフ1本は10分間降水量なので、6本分で1時間降水量となります。6本の合計が最も多い領域を水色マーカーで囲んでいます。全部0.5mm単位で合計すると61.5mmです‼

⑤問題文にも書いてますが降水量は1時間単位の降水量の多寡で表現が変わってきます。

単位(mm/h)10~2020~3030~5050~8080~
表現やや強い強い激しい非常に激しい猛烈な
雨の表現

となってるので、非常に激しいが正解です。

⑥風向が急に変わった瞬間は6:30ですね。

⑦平均風速の折れ線グラフの最低位置を見ます。4m/sが正解。

⑧6:30以降風速はNE→NW→SWと変化します。反時計回りですね。

⑨しばらく風向一定だと読み取れます。風向はSSW=南南西です。

東西のEとWは西部劇=Western(ウエスタン)で関連付けると安心です。

⑩北半球では台風(低気圧)がある地点の西を通過すると、その地点の風向が時計回りに、東を通過すると反時計回りに風向が変化します。大牟田の風向はNW→W→SSWと反時計回りに変化しているのでが正解。

台風の眼が最接近した時間=風速が一番弱い時間となるので6:30

⑫・⑬風も雨も中心通過後のほうが弱いです。グラフを見ると平均値が低いのがわかります。

⑭これも微妙ですが通過前のほうが若干高いですね。

といった感じです、例年に比べて難易度も量も平均的な気象観測データの読み取り問題でした。

模範解答です。

問3(2)台風の中心位置の解析・作図

問題文

最後の問題は作図です。おなじみの擾乱の中心位置の解析と作図ですね。

メソスケールモデルや局地解析モデルがどんどん進化してきているので、これからもさらに細かい中心位置の解析や読み取りは増えてくると思うので、きちんとチェックしておきましょう。

では問題文です。

図14の風のデータから中心位置の割り出しとそれを元に作図する問題です。

基本的に風データからの中心位置の割り出しは

風向分布

風速分布

に注目して行います。(そもそも風データでそれ以外に着目できる要素はほとんどないですが…)

でもほら、風向風速のシアーラインとかあるしね!!

あとは擾乱に前線が絡んでくれば、その前線を考慮したり、風向に影響を与える山地が近くにあればそれも考慮したりと意外と奥が深いです。

あと、参考になる風データが少なくて正確な中心位置の割り出しって結構難しかったと、試験だと運や直感頼みになる部分も否定できないんですが、少しでも多くの情報量を拾い取って、少しでも運と直感以外の要素で精度を上げましょう!!

あと、問題文に指定がなくても、図1の天気図にその擾乱の予想進路が書いていれば参考にしたり、これまでの問題で使った地上天気予想図があればそれを見たりなんてテクニックもあります。

が、これはあくまで参考程度に留めましょう。問題文に使えと指定されている図以外に重きを置いての回答はリスキーです、指定の図を使って割り出したうえで、確認・精査のためにちらっとそれらの図を使って整合性が取れそうか…のチェックぐらいにしておきましょう。

では図14を見ます。

これが図14です。反時計回りの低気圧性循環となっているところを見つけ、あとは風速と25日5時のデータを元に進路と中心位置を割り出しましょう。するとこんな感じになります。

各時刻を時系列順に並べるとこんな感じですね。各時刻の中心位置を水色の×で記載しておりますので確認ください。

で、この問題を解く際に実はヒントになるのが(1)の問題なんですね。

問題文自体にも「(1)⑩に留意しつつ」とありますが、(1)で使った時系列図とその分析結果を使うと中心位置を割り出すヒントがもらえます。手に入るヒントは主に二つ。

  • ⑩【台風は大牟田の東を通過する
  • 台風の中心が最接近した時間は6:30。➡それより前の時間では台風は大牟田を通過していてはいけない。

というところですね、これと風データを使って中心位置を割り出す問題でした。

ちなみに、もう少し使えるデータもあります。

それは図1から読み取れる台風の進行速度と方向です。東北に20ktで進むと回答したことを覚えていますか?

それも考慮し、大牟田の東を通るという条件で進路と中心位置を考えましょう。慣れるまでは、時間ぎりぎりのこの最終問題で図1がここで急に出てくるなんて思いつきませんが、ここに気づけるようになってくると合格にぐっと近づきます。

心に常に余裕を持っておきましょう。

ただ、図1はあくまで24日21時時点の台風に関する情報なので、北東に20ktをうのみにしすぎると模範解答通りの図が書けません、模範解答は北~北北東の進路となっています。

なのでやはり参考までにしておきましょう。時速20kt=1時間に37km進むと頭に入れておければ、解析した中心位置が先に進みすぎてないかor移動距離が短すぎないかなどの精査に使えます。

ということで上記スライドショーの8時の図に書いた進路と中心位置が僕の回答です。

模範解答はこちら。

自己採点するときは進路がきちんと大牟田の東をとおっているか確認してくださいね。

もし大牟田の東を通過していないとどんなに他が正しくかけていても0点の可能性もありますよ。

問題文に(1)⑩に留意してとありますからね。問題文の指定は必ず守るようにしましょう!!


ということで、ついに第54回試験実技Ⅱの解説がすべて終わりました。

やっぱり大変ですねこれは。

是非参考にしてみてくださいね~

第54回試験一般知識試験まとめ記事は➡【第54回】学科試験:一般知識編の解説・復習

第54回試験専門知識試験まとめ記事は➡【第54回】学科試験:専門知識編の解説・復習

第54回実技試験Ⅰ・Ⅱの解説ページまとめはこちら

  • この記事を書いた人

フリーター・そら坊

文系卒の20代後半の理系知識0のフリーター気象予報士。 2019年1月:予備知識0で学習開始 2020年8月:第52回試験で学科試験両科目合格も実技試験で不合格 2021年1月:第53回試験で実技試験も突破し完全合格 現在は気象予報士試験受験生に対し【サイト管理】と【個別指導】で微力ながらバックアップを行っています。 ※メガネはかけておりません、画像はイメージです!※

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