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【気象予報士試験対策用のおすすめファイル】ファイルの選び方とファイルの使い方・分類の仕方【整理グッズ編②】

机上の整理が脳内整理につながる。

筆記具以外の重要性

文具選びにおいて筆記具の重要性は言わずもがなですが、それに対して整理グッズを意識的に選んでいる受験生は少ないんじゃないんでしょうか?

しかし、見出しにもあげたように

机上の整理=脳内の整理

に直結します。ぜひ、整理グッズも意識的に選んでみて下さい。

気象予報士試験は相対評価の試験です、受験生の平均点によって合格ラインが上下します。

アイテムにもしっかり拘り、ほかの受験生と差をつけるのが合格の近道です、アイテム選びを侮らないようにして下さい。

整理グッズはおおまかに2種類

整理アイテムは2つに大別されます。それぞれに関してまとめていきます。

1.試験本番の整理アイテム

2.日常学習における整理アイテム

の二種類です。

今回は2.日常学習における整理アイテムに関してまとめ、おすすめアイテムも紹介します。

1.試験本番の整理アイテムのまとめ記事はこちら➡【文具】独学合格者愛用アイテム紹介【整理グッズ編①】

日常学習では知識の整理が必要

知識の整理とは

どんな学習においても知識の整理は欠かせません。インプットの正確性・量・効率とアウトプットの正確さ・速さ・質は、理解した内容をどれだけ脳内でしっかり整理・分類し、知識と知識を関連付けられるかで決まります。

日清戦争・日露戦争・第一次世界大戦がそれぞれ西暦何年の出来事かおぼえていますか?

それぞれ、1894年・1904年・1914年です。

それぞれを単独に暗記してしまうこともできますが、一つの戦争を基準に覚えておき、そこから10年を基準に考えると、それぞれの暗記がスムーズになりますね。

【1894年の日清戦争から10年ごとに大きな戦争が起こった。】

と覚えてしまえば、規則性のない1904と1914という数字の羅列を覚えておく必要はありません。

気象予報士試験も同じです。

温帯低気圧と一口にいっても、発生する場所によって日本海低気圧・南海低気圧・二つ玉低気圧などに分類されます。

その一つ一つの特徴を覚えるのももちろん大事なのですが、それぞれを単独の知識として覚えてしまうのは効率が良くないうえ、不確定要素の大きい気象の学習においては、覚えた特徴が当てはまらないケースもあり危険です。

なので

  1. 温帯低気圧自体がどのようなものかを理解・暗記。
  2. 各発生場所が気象に与える特徴を理解・暗記。
  3. 温帯低気圧にどのような影響が加わるとどのような結果になるか理解・暗記。
  4. 1~3を関連付け、温帯低気圧の代表的な事例(上記の日本海低気圧等)の特徴を学ぶ。

とすることで、4の理解がスムーズでしっかり定着し、かつ特徴から外れるような例外的な事象が出題された時も、柔軟に対応ができるようになります。

知識の整理とは理解・暗記した内容を、脳内に散在させてしまうのではなく、しっかりと脳内で分類化・階層化することです。

パソコンでたとえると知識の散在している状態はデスクトップにいろんなデータが保存だけされてグループ化・整理されていない状態です。どこにどんな知識が格納されているか把握できていないので、表面的には引き出せる・見つけることもできるのですが、その知識がどこに分類されどこに格納されているかわからず、使いどころやほかの知識との関連付けが一切できていない状態です。

逆に整理された知識は、しっかり各データフォルダに分類・格納され、データの検索がスムーズでそれぞれの知識がどのように関連づいているか、その知識がどの分野に包括された知識かなどがわかりやすくなっている状態です。

どちらがより効率よくインプット・アウトプットできるかは一目瞭然だと思います。

気象予報士試験対策は知識の整理の連続

単純な暗記力だけを問う一問一答のマークシート式の試験であれば、前者でも問題ないですが、気象予報士試験は暗記量も膨大で、且つそれぞれの知識とデータを活用した気象予測を行わなければいけません。

学科試験のみであれば前者の整理されていない「汚いデスクトップ」でもギリギリ・運よく合格できる可能性もありますが、実技試験は絶対に突破が不可能です。

できることなら学科試験対策から、しっかりと知識の整理を意識しながら学習を進めていきましょう。

そうすることで、学科試験の合格が早くなるのはもちろん、実技試験学習に入ってからも他の受験生よりもスピーディーに合格予備軍に入れるはずです。

どのように知識整理を行うか

簡単に知識の整理と書きました。肝心な、どのように行えばいいかという点ですが

【学習内容の物理的な分類】

を行うのが最もわかりやすく万人に通用するやり方だと思います。

例えば…

ジャンル毎の問題整理

資料を時系列で纏める

カテゴリによる色分け

などですね。

最初はルールに則って物理的にまとめ・分類しているだけで、知識の整理につながっている実感はないかもしれません。

が、この作業に慣れてきたころに実感します。

自然と知識の整理ができていくようになります。

ジャンル・カテゴリで分類するということは、その問題や知識がどのジャンル・カテゴリに属するかを理解できていないとできないんです。

最初のうちは手間や時間がすこしかかるかもしれませんが、それをこなしてきているうちに自然と「この事例はこのケースに該当するからここにわけよう。」「この知識はあの事項と関連するからこの色でマーカーをひこう」と脳内で勝手に自分なりのカテゴライズのルールができてきます。

そうなるとこっちのもんです。

気象予報士試験では基本初見の問題ばかりです。

過去問でいくら点が取れても初見の問題で点が取れないと意味がありません。

このカテゴライズ=知識の整理ができていると、初見の問題や単語に出会った時も、冷静に「きっとこのジャンル・カテゴリに分類される事例じゃないかな」とスムーズに問題に取り組んでいけます。

最初にあてはめたカテゴリが正しければ、そこに関連する知識や類似の事例を暗記事項や過去問の内容からアウトプットしてくればいいだけですし、仮に最初のカテゴリが若干ずれていても、「こっちのカテゴリかも」と軌道修正してしまえばいいだけです。

初見の問題に対して、持っている知識・学習した内容を、手あたり次第総動員で使って対応しようとしても、不確定要素が多いこの試験では絶対に合格できません。

さあ、しっかりと学習内容を分類して整理していきましょう!!

2.日常学習における整理アイテム

ということで前置きが長くなってしまいましたが、日常学習に必要な整理アイテムとそのおすすめを紹介していきます。

①インデックスファイル

気象予報士試験対策に必要な道具・アイテムでも紹介しているが、資料を分類するためのファイルは複数ポケットと見出しのついているインデックスファイルがおすすめです!!

そして、分類の仕方は試験の回数や年度ではなく

【擾乱】・【事例】・【季節】・【気象現象】

など、問題の内容で分類することをお勧めします。

復習の際に自分の苦手単元を見つけやすいし、何よりそうして分類をしていくことで、天気図や日付をパッと見ただけでどの気象ジャンルに属するか判別する力がついてくるんです。

例えば500hPa高層天気図1枚だけの情報でも、-36度の等温線が日本列島を覆っていれば真冬や大雪の事例だということがピンときますし、切離低気圧があれば寒冷渦や寒冷低気圧の事例で大雪や雷などの悪天候に関することだろうなと予測もできるようになります。

天気図のどこをどう見れば何がわかるかが自然と養われていき、初見の問題への対応力も抜群にあがるんです。

なので、是非、資料やプリントの分類はこのインデックスファイルを活用してください。

実際に僕が使っていたファイルの写真をこちらにも貼りますね。

僕はこのファイルに第28回から第52回までの実技試験の過去問を、擾乱ごとに分類して収納していました。

1冊のファイルに全部いれてたからめちゃくちゃ分厚くなってほとんど蓋はしまりませんでした。(笑)

ぼくは2冊持ち歩くのがいやだったし、人前でこれを出すのも恥ずかしくなかったけど、気になる人や2冊持ちできそうな人、もっと細かく分類したい人はファイル2冊ぐらい準備してもいいかもです!!

僕が実際に使っていたインデックスファイル

②ホッチキス&はさみ

これは、特に実技試験対策のために準備してほしいです。

実技試験では複数枚の図表やグラフを元に記述や作図をおこない、それを模範解答と照らし合わせどこがどう良かったか悪かったのかを振り返り、復習していく作業の繰り返しです。

問題文で何と問われたか、どの図表を使ったか、実際になんと回答したか、模範解答はどのようになっていたか…

過去問演習では復習のために問題用紙・図表やグラフ・解答用紙・模範解答少なくても4枚の紙を使うことになります。

毎回毎回、この4枚を見比べて…なんてやっていると効率が悪いので、できる限り1枚の紙にすべてを収めたほうが学習効率が良いです。

そのため、自作ノートを作ってそこに図表や模範解答を切り貼りしている受験生も見たことがあります。

僕は、自作ノートを作るのもめんどくさかったので、問題文・グラフ・模範解答を問題ごとに切って、ホッチキスで解答用紙に貼り付け、解答用紙を直接自作ノートにして上で紹介したドキュメントファイルにまとめていました。

こんな感じでした。

のりよりはホッチキスのほうがいいです、めくりやすくはがれにくいので。

動画だとこんな感じです。ちょっと画質悪いですけど、解答用紙上にいかに他の図や模範解答をまとめていたかの参考にしてもらえると嬉しいです。

ホッチキス・ハサミはたぶん百均のやつで大丈夫です。

が、もし筆箱とかにいれて持ち歩きたいならこちらをお勧めします。

ホッチキスは、20枚も30枚も留めないので10枚留められる強さのものであれば十分です。

ハサミは、使う頻度によっては大きい普通のハサミのほうがいいかもしれません。なので家では普通のハサミで、出先での学習はこの携帯用ハサミを使うといいと思います。

刃物は持ち歩くと怖いですしね。

まとめ

ということで、以上が日常学習に欠かせない整理グッズの紹介とおすすめでした。

効率よく・効果的な学習でほかの受験生としっかり差をつけて、難関の気象予報士試験を突破しましょう!!

再度商品リンクを載せておくので気になった方はチェックしてみてくださいね。

インデックスファイル

安さ重視

人前にあまり持ち歩かない

2冊~3冊ぐらいまで分けて分類したい

なんて人はこっちのインデックスファイルがお勧め。

ちょっと高くてもかっこいいもの

1冊で分類を完結させたい

きちんと開け閉めできる方がいい

なんて人はこっちのインデックスファイル‼

ホッチキス

持ち歩き用ホッチキス

はさみ

持ち歩き用はさみ

以上、気象予報士試験独学合格者の愛用・おすすめ日常学習整理グッズでした!!

シャーペンや消しゴムなど基礎的な筆記グッズは➡【文具】独学合格者愛用文具・アイテム紹介【筆記具編】

本番に欠かせない整理グッズは➡【文具】独学合格者愛用アイテム紹介【整理グッズ編①】

そもそも何が欲しいか全部知りたい人は➡気象予報士試験対策に必要な道具・アイテム

  • この記事を書いた人

フリーター・そら坊

文系卒の理系知識0のフリーター気象予報士。 2019年1月:予備知識0で学習開始 2019年8月:第52回試験で学科試験両科目合格も実技試験で不合格 2020年1月:第53回試験で実技試験も突破し完全合格 現在は気象予報士試験受験生に対し【サイト管理】と【個別指導】で微力ながらバックアップを行っています。 現在、株式会社アガルートさんでのコラム記事も執筆しております! ※メガネはかけておりません、画像はイメージです!※

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