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54回解説 実技【過去問】

第54回試験解説・復習:【実技Ⅱ:問2】

第54回試験実技Ⅱ:問2の解説・復習ページです。

問1の記事は➡第54回試験解説・復習:【実技Ⅱ:問1】

ではいきましょう。

問2(1)台風の構造に関する穴埋め問題

まず、問2の大元となる問題文をチェックしましょう。

使う予想図は4種類の24時間予想図、48時間予想図と地形図ですね。

時間が12時間ごとではない代わりに、使う予想図の種類が多いパターンですね。

ぼくはどちらかというとこのタイプのほうが得意です、12時間ごとだと初期時刻に対して何日の何時の予想をしているかパッと出てこないんですよね、24時間後48時間後に加えて12時間後と36時間後も加わると頭がとっ散らかっちゃうので…

みなさんはどちらでしょうか?

まあそんなことはおいといて、問題に取り掛かりましょう。

(1)問題文も細かく指定がありますね、落ち着いて見落とさないようにしましょう。

穴埋め図と一緒に見ていきましょう。

はい、こんな感じの穴埋め図でした。

①②⑥は【8方位or同位置】で回答

④⑤は【8方位】で回答

45字記述

初期時刻である24日21時をT=0

24時間後である25日21時をT=24

48時間後である26日21時をT=48としております。

そして、各番号の付近に黒文字赤下線をしているワードが穴埋めの回答となります。チェックください!!

では、各図を見ていきましょう。

同じ図がいくつかありますが、書いている内容は違います。

上に載せた穴埋め分の一番左の欄に色別に下線を引いています、各項目に関するチェック事項は同じ色でまとめているので、色で判別して各々気になる図へ飛んでくださいませ。

各穴埋めは下の図表を参考にしてください。☆の45字記述はこの図表たちの下で別途解説します。

25日21時(T=24)予想図8~11

26日21時(T=48)予想図8~11

問2(1)☆の45字記述問題

では、穴埋め問題と一緒に出てきた45字記述を見ていきましょう、別に特に難しくはないですが、穴埋めと一緒に解説するのは少し見辛いかなと思ったので分けますね。

チェックする図表はこちらの図11ですね。

例のごとく図表に直接お絵かきしているので見ていただければと思います。

まず、地上擾乱の中心を転記して、風速50kt以上の領域を囲いましょう、その領域がピンク枠で囲んだ勾玉みたいな形の領域になります。

で、今回の記述で非常に参考になる情報があります。

それは上に貼った穴埋め図にある☆マークのピンクラインを引いている25日21時の記述です。上に戻ってチェックしてみましょう。

この記述を、風速域のどんな要素に着目すればいいかのヒントに使えるとこの問題は大変簡単になります。

それによると風速域の擾乱中心からみた【方角・距離・形状】あたりに着目すればいいことがわかります。

ここと図11の風速域をもとに僕が作った記述は

【中心の北西から北側の200kmと、北東から南側300kmまでの領域で、中心を取り囲むように分布。】

となりました。

台風やポーラーロウによく見られる中心をぐるっと囲んでいるような雲域などの形状を「取り囲む」と表現することが過去問ではよく見られたので、僕はよくこの取り囲むをつかっていましたが、今回の回答は弧状となっているみたいですね、取り囲むでも大丈夫だとは思います。

ということで問2(1)は以上です。模範解答貼っておきます。

続きまして(2)に行きましょう。

問2(2)台風の時間経過と構造変化に関する穴埋め問題

問題文はこちら

穴埋め問題8問

またまたまた穴埋め問題ですね。しかも(1)との関連が非常に強いです。

問題文を読んでいただくとわかりますが、各選択肢の回答をまず書いているのでご確認ください。

そして、(1)で使った各図表を再度使うので、またまた着目点を色ごとに分類しています。

あらためて穴埋め図と図表一覧を載せておくのでチェックしてください。

で、ごめんなさい(b)の回答の暖気核なんですけど、500hPaの暖気核は確かにあるんですけど、850hPaの暖気核が見当たらないんですよね…

ひとつ等相当温位線の図では、円形の高相当温位域が中心に観測されているんですけど、相当温位が高い=暖気は必ずしも成り立たないのでそれではないと思うんですよね…

なので、850hPaで暖気核が見つかる根拠に関しては見つけられていないまま、500hPaの情報と台風の基礎知識で暖気核と答えています。

一応それかもしれない図も貼っておきます。図2の初期時刻を24日9時とした850hPaの等相当温位の12時間予想図です、今回でいう図2と一緒ですね、問1で使いました。

あと穴埋めの(h)は知識問題ですね。

潜熱をエネルギー源としている台風・熱帯低気圧は、中緯度帯に近づくにつれ、大陸への上陸や、中・上層への乾燥空気の流入などによって、構造が崩れていくことがあります。

エネルギー源が潜熱から南北の温度差=傾圧性に代わることで、温帯低気圧に変化します。

これおを台風の温帯低気圧化=台風の温低化と呼びます、基礎の基礎ですね。

温帯低気圧に変わったからと言って必ずしも弱まるわけではないので気を付けましょう。

模範解答は次の問題とまとめて貼りますね。

次です!!

問2(3)前線解析問題

問題文

めちゃくちゃ基礎的な前線解析となっています。

一応、問題文の注意点をおさらいしましょう。

☆温暖前線のみ

☆前線記号ありで

回答します。

前線解析の基本は

【等相当温位線集中帯の南縁】

ですね。では図を見ていきましょう

図11

図11の上の図をチェックしましょう。

ちょっと次の問題に向けて余計なことも書いていますが、等相当温位線集中帯をなぞると赤太線となります。

等相当温位線の分布も一般的なので基本的にこれにそってひいてあげて大丈夫です。

僕はこんな風になりました。

一応、閉塞前線と寒冷前線もあるつもりで書いてみました。

過去の天気図調べてみたんですが、おそらく2015年の8/25の天気図っぽいんです。

で、この図と同じ、8/25の21:00の天気図に前線は解析されていなかったんですが、その翌日の8/26の3:00や6:00の天気図にこれに似た前線が解析され始めていました、あくまでこの図は予想天気図なので、実際に前線解析されるまでに若干の誤差が発生したケースみたいですね。気になる方はインターネットで2015年の8/25や8/26の天気図をチェックしてみましょう。

では、(2)と(3)の模範解答です。

問2(4)台風に伴う降水域・降水量の予想に関して

問題文

降水量が多いと予想される根拠を分析していき、2つある要因をそれぞれ25字で記述する問題です。

使う図は図11の相当温位分布と風向風速の予想図と図12の地形図です。

ここで押さえておきたいことは

降水+地形図 =地形性降水

ということですね。

【降水量】とか【降水の強化】と【地形図】や【標高・山地】なんてワードが出てくればもうほとんどが地形性降水の問題です。

今回も間違いなく絡んできます。

ただ問題文曰く要素は2つあるとのことなので、もう一つも一緒に探していきましょう。(問題文にもう前線って書いちゃったけど…)

まず図8の降水域がどこかから見ていきましょう。

はい、こちらの図の赤丸が例の降水域でございます。

ここの降水域が南海上の暖湿空気の影響で降水量が強化されるらしいです。

図11と図12も見てみましょう。

こちらがそれぞれの図です。台風に向かって吹き込む南西流が、南海上の暖湿な大気を引き込んでくるのをオレンジの太い矢印で示してます。

図11を見てもらうとわかりますが、(3)で解析した前線が、降水域に重なっていますね。

恐らく要因の一つはこの温暖前線です。

そして図12をみてもらうと、南西流が四国や紀州の山地にぶつかるのがわかると思います。

暖湿な大気が山地の南斜面を滑昇し、大気が凝結して降水が発生・強化する…いわゆる地形性降水ですね。

これが二つ目の要因です。

これをまとめてあげましょう。

僕は以下のような記述になりました。

書き出しも指定されていますし、25字なので要素にきちんと気づけた人は問題なく解けたと思います。

続けて模範解答です。

地形性降水のほうは問題なさそうですが、前線のほうは微妙ですね。

収束というワードを使えないと減点されてしまうかもしれません。

ただ、寒気にぶつかり上昇していくので、言っている内容はそこまで変わらないとは思いますが…。

3点の配点だと思いますから2点はもらえるんじゃないでしょうか。

ということで実技Ⅱ問2の解説でしたっ。

穴埋めも多く、記述のレベルも標準~易しい感じだったので、ここで点を稼ぎたいですね。

では、近いうちに問3もあげます、少しお待ちくださいませ。

  • この記事を書いた人

フリーター・そら坊

文系卒の理系知識0のフリーター気象予報士。 2019年1月:予備知識0で学習開始 2019年8月:第52回試験で学科試験両科目合格も実技試験で不合格 2020年1月:第53回試験で実技試験も突破し完全合格 現在は気象予報士試験受験生に対し【サイト管理】と【個別指導】で微力ながらバックアップを行っています。 現在、株式会社アガルートさんでのコラム記事も執筆しております! ※メガネはかけておりません、画像はイメージです!※

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