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【気象予報士試験】0から実技試験独学合格まで(後半)【そら坊の完全独学合格体験談】

僕の学習開始から合格までを記憶の範囲で細かく記載していく。スケジュール感や合格までの過程を参考にしてみてほしい。できれば1ページにまとめたかったが、長くなるので実技試験対策をスタートしてから初回受験までを1ページとする。

失敗談や成功談、いろいろ載せているので、受験生みんなの今後の学習計画の参考にしてほしい。

学科試験編前編はこちら➡【気象知識0から】学科試験合格までのスケジュール(前半)

学科試験編後編はこちら➡【気象知識0から】学科試験合格までのスケジュール(後半)

実技試験編前編はこちら➡0から完全独学で実技試験合格するまで(前半)

第52回試験終了~初受験でへとへと、結果待ちでそわそわ~

初受験がおわって犯した最初の失敗~解答復元~

無事初受験がおわって、実技の出来としては半信半疑の出来のまま僕は帰路についた。宅建試験受験した時も、受験日に即日で解答速報を出している業者がいたので、気象予報士はどうかと思い検索してみる。

と、やはり速報を準備しているサイトやツイッターを見つけた。

しかし、学科のみで実技試験の速報はなかった。

ネットでの反応や解答速報を見ながらそわそわしていた僕は、試験直後にすべきことを調べずに過ごしてしまっていた。

それは

解答復元

である。

これから受験する予定の人は、かならずこの解答復元を行ったほうがいい。

受験日から合否発表までに1か月半も期間が空く。ある程度正確な手ごたえを知れたほうが、次回の試験に向けて再度対策を開始するべきかどうか、早めに判断ができるし不合格となってしまった際の心の準備もできる。

ただし解答復元のために、試験時間に正確に自身の回答を問題用紙に書き写したりするのは解答時間を圧迫するのでお勧めしない。本末転倒だ。解答復元のコツは後日別記事で紹介する。

おかげで僕は正確な模範解答がでたころには、自分がなんて答えたかを問題用紙に走り書きされた汚い形跡とおぼつかない暗記の中だけで自己採点するはめになり、自身の合否の手ごたえを測りかねてしまった。

受験生のみんなは気を付けよう❕❕

解答復元までが試験ですよ❕❕

2019年9月から10月頭~模範解答発表から合否発表まで~

模範解答と問題の公開

受験から半月ほどたち、ついに模範解答が公開された。

解答速報と正式な解答は若干違うことがあるので、正式な解答できちんと改めて自己採点しよう。ここで、ある程度の合否の目星はつくのだが、人によっては

合格基準点の調整により当落線上となる受験生

が出てくる。僕は学科試験はともに自己採点が14点だったので、そこに関してはあまり気にならなかったが、j次の自己採点が65%ぐらいだった。

合格基準・ボーダーラインの引き下げで合格の芽も残されており、そわそわする日々が続いた。

こちら≪気象予報士試験合格基準・ボーダー推移~第54回まで~≫でもまとめているが、実技試験の合格基準は70%よりも、むしろ65%から前後すると思えるほど、引き下げが起こることが多いのだ。

特に、51回や50回のテストでは67%や66%と65%を上回る回がつづいたので、【52回は久々に65%を下回るのでは…】とほのかな淡い期待を持ちながら合否発表まで眠れない夜を過ごしていた。

合否発表前夜

この記事の前半でも述べたが、僕はこの試験のせいで一睡もできない日を4回体験した。

その二回目が、この合否発表前夜である。

翌朝に気象業務支援センターのHP上で合格発表がされ、合否通知も届くのだ。

半年の血のにじむような努力が終わるか、さらに続くか…

その答えがすぐそこまで迫ってきていた。寝れるはずもない。むしろ寝付ける人間がいるのか教えてほしい。

第52回試験~学科両科目合格・実技不合格~

はい、眠れなかったまま朝イチでHPをかくにんしました。

自分の受験番号は有りませんでした。

ポケモンで、手持ちが全滅した時の

【目の前がまっくらになった】

をリアルに体験した日でした。

合否通知はがきもとどきました。今度どんなはがきだったかここに写真載せますね、残していると思います。

こうして僕の第52回気象予報士試験は幕を閉じ、初受験で独学1発ストレート合格の夢はついえたのでした。。

初回受験で一発合格できなかった敗因分析

いま合格してみてはじめてわかるのですが、なぜ初回受験で合格できなかったのか、、、

最大の原因はただ一つ…

前半にも書きましたが…

過去問演習での復習をないがしろにしてしまった

という一点に尽きるな…と。

本当にあと一歩で実技試験も合格できていたとわかっていたのだが、この復習不足があだとなった。

受験生のみなさんは僕と同じ轍を踏まぬように、復習の方法も参考にしてほしい。

2019年10月から11月末~失意の無気力期間~

一切勉強をしなかった空白期間

悲劇の不合格通知から、目の前がまっくらになった僕は学習を再開できずにいた。

本来、夢を叶える足掛かりとしてこの資格が欲しかった僕は、絶対にこの秋に合格をもらっておきたかった。

仮に1月の53回試験に合格しても、合否発表が3月だと遅すぎるのだ。

なんて事情もあり、一気に学習へのモチベーションと資格取得の意味を失いかけてた僕は、

受験日から丸々3か月、一切勉強をしない空白期間

を作ってしまった。

2019年12月~立ち直り、至急学習再開~

第53回試験まで2か月弱になり立ち直る

学習をはじめてから、本業にかかわる周囲の人達にも

【気象予報士資格取得します】

と宣言していた僕は後にも引けない状況でもあった。

有言実行できない人間はその業界では仕事をいただけないので、その人達からの信用を損ねてしまうわけにもいかず、53回試験の申し込みはきちんと済ませてはいた。

ただ、申し込んでからも学習はなかなかできず、ついに受験日まで2か月弱と迫った師走に勉強を再開した。

実技再チャレンジの受験生の対策

ただ、困ることが1つあった。それはめざてんサイトで手に入る第25回ぐらいの古い過去問から最新の過去問

そのすべてを既に1周してしまっていた。

ということだ、第52回にすべてをかけていたのだから当然といえば当然だ。

複数回、受験をしている受験生は同じ過去問を3回、4回と解いて完璧に仕上げたりしているそうだ。

ただ、僕はなまじ記憶力は良いほうだったので、1度解いた問題はそこそこの精度で解答を覚えてしまうので、あまり正確な力量が測れない。

余談だが、気象予報士試験は実践対策につかえるようなオリジナル問題などを出版している会社もほとんどなく、過去問をつかいきってしまってどうしようと悩む受験生は多い。

そういった理由もあって、僕は短期集中での合格をおすすめしている。その点に関しては以下の記事にまとめているので参考にしてほしい。

【気象予報士試験】実技試験対策を始める前の心意気

話は少しそれたが、そのような理由というのもあり、僕はなんども演習を繰り返すのほかの受験生の方法ではなく

演習回数は少なく、濃い復習の徹底

を行うことで、1度の演習で最大限の実力をつけるという方針で、過去問の2周目に取り掛かっていった。

この記事≪【気象予報士試験】実技試験合格までの関門~受かる方法・対策~≫でも述べたが、過去問1事例当たりの演習・復習の所要時間の内訳はこんな感じだった。

回答時間採点・模範解答書写し解説読込み・不足事項補強復習内容整理・図表切り貼り合計
75~85分30分40分~60分20分165~195分
実技の過去問対策を行ったときの学習時間の内訳:1事例当たり

過去問演習復習の流れは後日別記事で書いていく。

おかげで、1日1事例か2事例しか演習できなかったが、濃い復習のおかげでめきめきと実力がついてきたのが分かった。

上記で触れた学習の空白期間があったのも、逆に良かった。しばらく勉強から離れることで、過去問の内容も若干リセットされており、新鮮な気持ちで取り組めた問題も多かった。

2周目にはいってわかること~人は同じ過ちを繰り返す~

2周目の演習でわかることが一つあった。それは

前回と同じ間違いを犯す自分がいる

のだ。解いている最中も「これ前も悩んだ気がするな…」となるし、採点をしても「そうだった、忘れてた。」となるのだ。

同じ人間だから、やはりミスや勘違いの傾向も同じで、2回目の演習によって

自分の苦手分野や身についていない記述のコツやセンス、理解・暗記のできていない知識などの詳細な弱点分析ができるのだ。

あとはそこに力をいれて復習していけばよい。

すると、どんどん回答の精度も回答スピードも上がっていった。

1月に入るころには8割くらいの事例を時間内に解け、且つ75~80点取れるように成長していた。

2020年1月~ハッピーニューイヤー~

第53回気象予報士試験1か月前

試験まで1か月を切ってからは再び図書館の学習室に入り浸る生活が始まった。

図書館で1日2事例、閉館してからは近くの深夜までやっているファミレスで1事例…といった感じでできる限り1日3事例分は演習と復習できるように努めていた。

ただ、次こそ必ず合格を決めたかった僕は、過去問演習だけでなく気象への素養を身に着けようと、空き時間にいろいろな情報をチェックしていた。

その1つが気象庁HP。気象庁HPは受験生なら日々チェックしてほしい、以下の記事で簡単にまとめてある。

【受験生必読・必須・必修】気象庁HP【気象予報士試験】

特に実技試験受験生に関しても要チェックページがここだ。≪気象庁HP~天気予報等で用いる用語

記述問題において、気象学的に正しい表現がきちんとできているか随時確認できるページだ。

もう一つがyoutubeに上がっている【拝啓、予報官X様】という、某スクールが配信している動画を食事時に視聴していた。

それがどこまで役に立ったかはわからないが、気象解説のより先に触れることで少しだが気象の素養が身についた気はする。

第53回試験前夜~3度目の寝付けない夜~

そんな感じで対策に明け暮れ、三度、寝付けない夜を迎えた。

これまでの反省を活かし、早めに床についたが、やはり眠れない。

前回よりも実技試験に関して自信も実力もついてきていたのだが、やはり本番のプレッシャーの中、初見の問題にどこまで対応できるか…

考えても仕方ないとわかってはいるのに、考えずにはいられず、結局この日も一睡もできず当日を迎えることとなった。

第53回試験当日~実技試験のみ受験~

2度目の受験~実技試験のみは昼からの参加~

実技試験のみの受験者は午後からの入室なのだが、前回よりも都会での受験で、近くに学習できそうなスペースがあることも確認済みだったので、どうせ家にいても落ち着かない僕は早朝から試験会場に向かった。

すると、朝から実際の試験会場に入室させてくれ、そこで試験開始まで勉強することにした。

余裕があれば早めに会場入りしたほうがいい。

可能であれば、試験当日は早めに会場入りしよう。

たくさんの資料と道具を使う実技試験では

会場の机の広さ・他の受験生との間隔・会場の雰囲気・時計の有無と位置

など、試験前にしっかりチェックしておいたほうがいいことがたくさんあるのだ。

なるべく早く会場入りし、実際に自分の着席する机の上で勉強できるのがベストだ。

緊張もいくばくかは和らぐだろうし、何より実際に机上で作業をしながら、文具やアイテム・受験票の配置などなど、作業スペースの整理もしておける。

この一手間をしておけると、いざ試験が開始しても慌てずに済む。

これを読んでくれた受験生は少し時間に余裕をもって会場入りしよう。ただ、眠れなかったからと言って早めに行き過ぎるのは、事前に調べておいたほうがいい。

もし、すぐに会場に入れず、まわりに何も勉強できる環境がないと、試験直前にしんどい思いをすることになる。

受験終了~解答復元も忘れずに~

つつがなく受験はおわった。実技1はぎりぎり時間内に完答。実技2は最後の大問の半分、約10点ほどを解ききれずに終了。

それでも実技1・2ともにそこそこの手ごたえはあったので、どちらかというと前向きな気持ちで会場を後にした。

すぐさま近くのカフェで解答復元を行った。

すると、出るわ出るわ

凡ミス・イージーミスの数々

自信満々な受験直後から、凡ミスを見つけるたびにどんどん自信を喪失してしまい、最初は8割がた大丈夫だろうと思っていたはずが、最後には5分5分だな…と落ち込んでしまった。

限られた時間内に如何に正確に解くかが問われている試験なので、そこも含めて実力だ。

受験生のみんなは、本番でのミスを最低限にできるように注意してほしい。

自己採点は実技1が75点、実技2が65点の丁度70%といった出来だった。

2020年3月~合格発表~

合格発表まで

前回と同じようなそわそわ期間、ネットでは

「簡単だった・合格基準70%を越える」

とさんざん言われており、当落線上だった僕はとても不安だった。

実質、僕自身も簡単かなと思ってはいた。

晴れて気象予報士になった僕

合格発表当日、この日は僕は朝からアルバイトを入れていた。

だって、朝イチで結果を見るの怖かったんだもん。

だから家に届く合否通知はがきで確認しようと思って、朝から出社し昼過ぎに帰ってきた。

すると通知到着予定通り、はがきが入っていた。

合格していた。

僕は家の中で叫んだ、人生初のガッツポーズをした。

すぐに合格者発表のサイトも確認し自分の番号を確認した。あった。間違いではなかった。

蓋をあけてみると合格基準は63%比較的低めのボーダーラインとなっていた。

自分の実力が上がると問題が簡単に感じるんだな…と自分を納得させていた。

【気象予報士試験】第54回試験~合格基準・難易度は?~

の記事でも述べたが、ネットで予想されている合格基準なんてあてにならないものだ。

もちろん、僕がした合格基準予想も含めである。

なので、偉そうに54回の合格基準予想を書いているが、当てられる自信は全くない。ただ、自分の経験や過去のデータから分析・推測してみただけである。

気象予報士に登録

晴れて合格通知を受け取った僕は一日でも早く気象予報士になりたかった。

その足ですぐに自転車をこぎ気象庁に出向いて気象予報士登録申請を済ませた。

晴れて気象予報士になった。

合格した人は直接行くより、ネットのほうが安く1000円ぐらい安く登録できるからそっちのほうがいいですよ。と最後に合格者に向けてアドバイスをして締めたいと思う。

最後に…

長々と読んでいただきありがとうございます。

この記事が受験生の参考になり、ネットからきちんと気象予報士登録申請を済ませる日が来るのを祈っています。

月並みな言葉ですが、どんな資格も取得がゴールではありません。

取得してからどう活用してくかがスタートになります。

僕もそうです、この資格はあくまで夢を叶えるために取得しました。まだまだ夢は実現できていません。

これからももっと努力し自己実現していくつもりです。

この記事をここまで読んでくれたあなたは、きっとこの資格の取得が一つの目標になっているのだと思います。

お互いに頑張りましょう。

受験に向けて一つでも多く有用な記事・情報をUPして少しでもお役に立てるように引き続き頑張っていくので、是非応援よろしくお願いします。

情報の少ない気象予報士試験で合格を目指すには

【手に入る情報はひとまず吸収して、良いものは活かす、不必要なら忘れる】

としていくのが一番です。

僕のサイトでもきっとあなたの力になれる情報があると思います。

是非このサイトのいろいろな記事をチェックしてみてください。

  • この記事を書いた人

フリーター・そら坊

文系卒の理系知識0のフリーター気象予報士。 2019年1月:予備知識0で学習開始 2019年8月:第52回試験で学科試験両科目合格も実技試験で不合格 2020年1月:第53回試験で実技試験も突破し完全合格 現在は気象予報士試験受験生に対し【サイト管理】と【個別指導】で微力ながらバックアップを行っています。 現在、株式会社アガルートさんでのコラム記事も執筆しております! ※メガネはかけておりません、画像はイメージです!※

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