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初学者用 専門知識【方法・対策】

【気象予報士】専門知識学習に向けての心意気

一般知識学習に向けての心意気・準備は➡一般知識学習に向けての心意気~挫折しないために~

実技試験に向けての心意気・準備は➡【気象予報士試験】実技試験対策を始める前の心意気

ついに予報の世界へ~勉強の始め方と進め方~

専門的な学習の始まり

一般試験対策がおわるとこれまでの内容を踏まえて、気象に関するより専門的な学習へと進んでいく。

具体的には【予報】に関する学習となっていく。

一般知識で学習した基礎知識を土台に、予報がどのように作られるのかのプロセスから始まり、運用・活用の方法、予報のバリエーションや使い分けなどに関して触れていく、より気象予報士チックとでもいえる内容に発展していく。

天気予報が出来上がるまでのレシピを学ぶ科目

改めて天気予報がどのように作られているのか…この過程を学んでいく科目だとまずはイメージしよう。

ものすごーーーーーーく簡単に

ものすごーーーーーーくアバウトに

説明するとこんな感じ。

基準となる元データを収集

【ある地点・ある時点・ある気象要素】の数値などのデータ。

各データ精査し問題ない数値を数式にぶちこむ

一般科目で学習した【静力学平衡】や
【大気の状態方程式】などたくさんの数式が絡み合う。

数式から一つの解が出る

その解が一応は正しいとする。
けど不確定要素が多く、元データの正確性もまちまちなので100%その通りにはならない。

各地地点の地形的等の特殊な条件を元に補正・修正を加える

標高の高い山の山頂とふもとじゃ
同じ数値が出ても同じ気象状況になるとは思えないよね?

人間の言葉に翻訳してあげる

数式から出た数値だと人間に伝わらないから
人間のわかるように言語化する。

それを活用する

天気予報や警報・注意報の発令・防災情報などに活用する。

【今、自分が何を学んでいるかの理解】

をもちながら学習しないと効率は半減する、自分が何を何のために学習しているのかきちんと意識しながらテキストを読んでいこう。

技術的・システム的な学習も~天気予報の基礎~

予報のための観測を学ぶ

気象予報の土台となっているのは【気象観測】である。

どこでどれぐらいの強さの風がどの方角で吹いているか・どの地点でいつどれぐらいの量の雨が降ったか・特定の地域の大気の湿度・気温・気圧はを数値化するとどうなっているのか…等

実際のデータを取らずに(というか取れずに)、推定して値を決めなきゃいけないこともあるけど、計測できる情報はできる限り計測する。

計測に使う測器や施設・設備や、機械・テクノロジー的な学習も多い。

マクロからミクロまで~視点の切り替え・多角的な思考~

これは一般知識でもいえることだが、マクロ的な視点とミクロ的な視点の切り替えが必要となってくる。

例えば同じ雨の計測でも、雨量計の学習で【1時間当たり0.5mm~】などを学んだと思えば、【レーダー観測で300km先の降水域を測定する】など…

ある一点の予報のために【様々な方法・角度・規模・視点】の気象観測データを用いる。

なので、【すべての学習は天気予報に集約される】と考え、動揺せずに柔軟にテキストを読みこもう。まずは一通り目を通す~つまずいても気にしない、挫折しない~

天気図や衛星画像に触れる

【視覚情報】を【言語】に変換する

実際に観測したデータをまとめた天気図や気象衛星で撮影した地球表面の画像などを【言語】に変換するための学習も始まる。

天気記号を覚える・画像の特徴からどんな雲か解析する等天気予報を作るにあたって不可欠な学習だ。そういった視覚的情報もヒントにしながら気象予報はつくられていく。

視覚情報と言語情報の結びつきをしっかり意識しながら学習を進めていこう。

二次元から三次元をイメージする

特に視覚データのほとんどは二次元の画像になる。

が、三次元的な広がりを常に意識し学習しよう。

それができていないと、実技試験の時などに苦労することになる。

例えば、地球表面の衛星画像を見た時は雲の位置や形だけでなく【厚み】という画像では表現されていない【高さ】という3次元を常に意識していくとよい。

その立体的な視野を育てておくと、実技試験対策もはかどるはずだ。

時間的な連続性も忘れずに意識する

さらにのべると、画像は本来連続しているはずの時間の一瞬を切り取ったものである。

目の前の画像が

その前はどうなっていたか、どのような経緯でこうなったのか、これからどうなるのか

時間的な視点ももちながら学習していこう。

様々な予報と評価

人生いろいろ・予報もいろいろ。

一口に予報といっても、さまざまな予報がある。

短期予報・週間天気予報・長期予報・降水ナウキャストなどなど…

予報の作り方も目的・用途も様々だ。

どんな場合にどの予報が適しているのか、その予報はどう作られるのかなども学んでいく。

予報の評価

さらにその予報を評価する方法も学ぶ。

気象予報の精度を高めるために、予報を行うたびにその予報の

的中率・捕捉率・空振り率・見逃し率など

様々な指標でその予報の精度を客観的に評価できるようにする。

【最重要】災害・防災に関して

専門知識編の個人的重要度NO.1の単元

そもそもなぜ人は天気を予想するようになったのか?様々な理由があるだろうが、一番の理由は

【天災による被害を最小限に食い止めるため】

だろう。

そのため、気象予報士試験でも、この

【防災・災害に関しては力を入れている】

一般知識・専門知識・実技試験、すべての科目において防災・災害にかかわる単元は必ず出題される。

実技試験においては全体の得点の15~20%ほど占めているだろう。

ここに関しては覚えることが多く大変だが、実技試験の合格にも直結すると意識し頑張って学習しよう。

まとめ

つまずいたときは

専門知識編では一般知識編の学習が基礎となっている単元もおおい。

学習につまずいてしまうときは、改めて一般知識の内容にさかのぼってみよう。

また、別の記事でも述べているが、一通りテキストを読み終えたら、一度実技試験の学習や実践問題を解いてみてもいい。

実技試験で、実際にどのように気象予想をしていくのかの一部を体験することで、学科試験の内容がより深く理解できることも多い。

以上が専門知識編の学習にあたって意識・イメージを持っていてほしい内容だ。

まずは一つの山場である

学科試験合格までもう一息

頑張っていこう。

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フリーター・そら坊

文系卒の理系知識0のフリーター気象予報士。 2019年1月:予備知識0で学習開始 2019年8月:第52回試験で学科試験両科目合格も実技試験で不合格 2020年1月:第53回試験で実技試験も突破し完全合格 現在は気象予報士試験受験生に対し【サイト管理】と【個別指導】で微力ながらバックアップを行っています。 現在、株式会社アガルートさんでのコラム記事も執筆しております! ※メガネはかけておりません、画像はイメージです!※

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