オカヤマンとそら坊の出会いは以下の記事から!
接続テスト
正式にお申込みいただき、初回指導のためのヒアリングと学習方針の共有を兼ねて接続テストを行うことになりました!
zoomの招待メールがなぜか届かなかったりと若干接続までにてこずってしまいましたが、なんとか接続テスト・指導環境チェックも無事に終了…。
そして、初回のオリエンテーションやヒアリングを元にオカヤマンの状況を分析させていただき、指導では主に過去問演習と復習方法の指南をさせていただくことになりました!
指導方針
オカヤマンの現状分析
まず、指導方針を決めていくにあたり、オカヤマンの現状をそら坊なりに分析してみました。
おそらく学科試験で合格点が取り切れない理由は【実践力・応用力不足】・【知識・理解の散漫化】の二つが原因のようでした。
半年で現状を打破し完全合格をサポートするために、早急にこの2点を解消する必要があり、さっそく【過去問演習】に取り組んでもらうことになりました。
【実践力・応用力不足】
過去問の解説は理解できるのにその問題の解き方を思いつけない受験生は【実践力不足】の可能性があります。
・見慣れない図に対応できず点が取れない
・紛らわしい選択肢が出てきたときに正答を絞り切れない
・解説に書かれている内容や知識は暗記しているのにそれの活用の仕方が分からなかった
上記の悩みは実践力・応用力不足が原因です。
前回の初回オリエン時にオカヤマンの第55回受験時の自己採点をチェックさせてもらったのですが、やはりオカヤマンにもその傾向が見受けられました。
ここは、単純なインプット学習だけで改善できないものになります。
【過去問演習】の質と量を高め、1問1問に全力で向き合い、試行錯誤することで養われる【アウトプット力】です。
学科試験をマークシートだからとサラッと演習・採点・復習してしまっている受験生は、この【アウトプット力】が身につかず苦戦することになります。
以下に学科試験への向き合い方をまとめた記事を載せているのでチェックしてみてください。
抽象的な発信は好きではないのですが、1問1問を本気で取り組むことで【アウトプット力】だけではなく【勝負勘・センス】も培われると思ってます。
【勝負勘・センス】の具体例を挙げてみると、たとえば法規・法令からの出題で【気象予報士の登録に○○の申請が必要か?】という、正確に暗記していない細かい知識を問われた場合の対応がわかりやすいです。
この場合に過去問1つ1つの選択肢を細かく吟味・復習している受験生であれば
あの過去問で「××は不要で△△は必要」だったから、どちらかというと○○は不要だろう
といった感じで、これまでの経験や知識から【正解率50%の二択】を【正解率75%の二択】にできる可能性があります。
これを【勝負勘・センス】と勝手に呼んでいます。
これだけで合格は難しいですが、1点の差で泣くか笑うかの受験生の差はココにあると思っています。
【知識・理解の散漫化】
初回オリエンの記事にもかいていますが、オカヤマンは過去いくつかの講座やスクールを受講されていました。
加えて10回チャレンジをしており、かなり長期スパンの受験勉強となっています。
この状況を元に、オカヤマンの脳内は知識・理解の整理ができておらず正しい学習の方針や指針、方法が分からない状態のため、これまでの学習効果を高めることができなかったのではないかと推測が経ちました。
合格のための正しい方法や方針で学習を行うには【自分自身を理解することが大切】です。
試験で点数を取るためには、テキスト内の知識一つ一つを活用できないといけません。
そして活用できるまでには【知る➡理解する➡活用できる】段階を踏まないといけません。
夏試験に向けて学習を行うにあたって、早急にオカヤマンの脳内を整理する必要を感じました。
長期スパン且つ様々な方法の学習と対策の弊害として、オカヤマンの脳内知識と記憶は【理解できて活用できること】/【理解できているが活用できていないこと】/【知っているが理解できていないこと】の3つが整理・分類されずに散在しているようでした。
この整理ができていないと、効果的な学習ができずに時間を無駄に浪費してしまいます。
しかも、勉強時間や努力に見合う結果も出てこず、モチベーションの低下にもつながってしまいます。
オカヤマンの課題
と、いうことで、当面のオカヤマンの課題は【知識・理解の整理】を行い点数が取れない原因を正しく分析し、弱点を補強したうえで、【実践対策】でアウトプット力・勝負勘を養うことになりました。
しかし、受験まで半年もない中、知識整理に時間をかけるわけにはいかず、両者を並行するために【過去問演習】に早速取り掛かってもらうことを決めました。
そら坊とオカヤマンへのメールあれこれ
日々、そら坊とオカヤマンとの間でメールが行き来しているので紹介します。
そら坊からの指令メール
できる限り毎学習時間を取りたいんですが、取れない日もしばしば…
とのことでしたので、ほぼ毎日オカヤマンに指令メールをお送りしています。
その日の学習内容の簡単なアドバイスと、進捗の確認をするためです。
誰かに見られている・管理されているという感覚は人によってはストレスでもあります。
なので、メールの頻度と内容は受講生に応じて調整しますが、オカヤマンは半年での完全合格を志しているため、オカヤマンの本気度を信じほぼ毎日送っています。
心理的リアクタンスを考慮するとあまり細かく内容の指示やしつこすぎる連絡は避けたいんですけどね。
過去問演習、自己採点の共有
指導時間を有効に使うために、事前に解答済みの過去問と自己採点結果を送信してもらっています。
実際に、初回指導数日前にオカヤマンから第45回の学科試験の演習と自己採点の結果を写メ(死語)で送信してもらい、初回指導に移りました。
それをみると、オカヤマンは【見慣れない図や表などの複雑な視覚情報】からの出題に苦戦しているようでした。
逆に【言語情報のみの問題】や【理数系の問題】に関してはある程度対応できていることも判明しました。
ミニテスト送信
オカヤマンは第55回試験で、一般知識の法令問題からの得点が4点中1点でした。
気象法令は一般知識試験における得点源です。
出来れば4点中満点、少なくても3点は安定して取れるようにしておきたいです。
しかし、直近の試験は気象法令からの出題は、これまでよりも更にかなり細かい知識を問われるようになってきています。
オカヤマンの初回受験が第45回試験なのですが、そこから5年の時を経て、法令で問われる知識はどんどんどんどん細かく・マニアックになってきています。
次回試験で法令満点を目指すために、至急法令の基礎の固めなおしと細かい知識の補給を行う必要があります。その初歩として法令のミニテストを作成して送信もしました。
通常であれば法令などの純粋な暗記分野は直前に詰め込むのがセオリーです。
が、法令分野の穴や抜けを早めに確認できないと、詰め込まなければいけない内容や量が精査出来ないため、オカヤマンに関してはこの時期から法令学習に取り組んでもらっています。
ついに初回指導
指導内容:第45回一般試験過去問演習の解説
接続テストと事前のメール連絡で、第45回試験の演習をしておいていただくことと自己採点結果の共有をお願いしたうえで初回指導に臨みました。
気になるオカヤマンの第45回一般試験の過去問演習結果は…
15点中6点でした!
法令は満点!
もっとも得点源となりえる法令分野に関しては4点中満点と素晴らしい結果でした!
が、それ以外の問題では正解が2問とふるわず、合格基準点に達することができずです。
オカヤマンはこれまで、いろんな講師の指導を受けてきている受験生なので、この結果には何か原因があるはずです。
その原因を探るべく、初回指導では徹底的にメスを入れていきました。
基礎は問題なし!理解の深さと精度が不足。
指導では、オカヤマンが解答に至るまでのプロセスを確認し、その問題点と改善点を細かく指導することになりました。そこでオカヤマンの現状がわかってきました。
基礎に関してはところどころ抜けはあるものの、理解はできているようでした。
ただし、まだまだ理解を深められていない部分や活用しきれていない部分が多いため、過去問で正答を導けずにいるようです。
指導では、僕から一方的に解説するというよりは、解説した内容がきちんと理解できているかの確認のために、解説した内容を声に出して僕に説明してもらうようにしています。
頭に入れた知識・理解を言葉にして正しく伝えられるか?
これができていないと、知識を応用・活用することができず過去問でも点数を伸ばせません。
オカヤマンにも同様の手法で指導を行ったところ、【テキストに書かれている内容】は問題なく理解できている一方【その知識がどのように活用できるか】・【どんな場面で使われるか】・【なぜそのようになるか】といった部分の説明がうまくできない部分もあり、知識の縦と横のつながりが弱点ということもわかりました!
試験テクニック!1問1問の吟味の仕方を指導
また、試験で点数をもぎ取るための解答テクニックを指導しました。
学科試験では、問題文の一言一句と選択肢の一つ一つをこれでもかというぐらい吟味して、選択肢を絞り込んでいかなければ、安定して合格点は取れません。
過去問演習でもそれは同じです。
必ず満点を取るつもりで試験問題を解き、自己採点を行い、不正解だった問題がなぜそうなったんかを改めて吟味し、知識・理解・思考プロセスの修正を行う
これを繰り返すことで、自然と応用力の強化・弱点の補強・知識の定着が進み、学科試験での得点率が上がっていきます。
指導を行っていると、オカヤマンは知識不足ではなく、そのテクニックがないせいで知識を活かしきれずに点数が取れてないとわかってきました。
選択肢の吟味の仕方、比較の仕方、ヒントの活用の方法など…
点数を取るうえで着目しなければいけない・気づかなければいけなかったポイントや要点を指導していきました。
オカヤマンは1問1問の指導・解説が終わるたび
そら坊さん、過去問演習ってこんなに時間かかるんだねぇ
これは時間かかるよぉ
これは復習もしっかり時間かけなきゃいけないね
とおっしゃっていました。
そうなんですよ
過去問はきちんと学習効果を出そうと思ったら、解くのも復習するのも時間かかるんです
オカヤマンがそれに自分から気づいてくれたことが今回の指導の何よりの収穫です!
結局45回試験の解説は半分ほどで終了
初回の60分指導では予定ではすべての解説を終える予定だったのですが、結局問1~問7までしか解説できませんでした。
初回ということもあり、オカヤマンの理解度や習熟度の把握もかねて、各分野の知識の深堀りや横の知識の確認も行いながらだったので、多少時間がかかってしまいましたが、オカヤマンの現状が深く理解できたので次回以降の指導や計画立案に活用していけそうです。
個別指導で効率よく的確に、応用力強化や弱点の補強、解答テクニックの養成をしていくことで次第に得点率があがり、解説の必要な問題が減っていけば、指導の効率も指数関数的に上昇していくでしょう。
今はじっくり1問1問時間をかけて向き合う時期です、オカヤマン、一緒に頑張りましょう!
漫画はお休みします
特に楽しみにしている人はいないとおもいますが、今回は漫画はお休みにします。
有難いことに受講生が増えてきており、指導日誌ごとに漫画を描くのは難しくなりそうです。
今後は数回に1回分をまとめて漫画にしてUPしていく予定です。
今回のそら坊の備忘録
①知識の深堀を促進させる
②受験テクニックを伝授していく
③過去問復習の方法を身に着けてもらう
次回指導に向けて
初回指導終了
と、いう流れで初回指導が終了しました。
あとは次回指導に向けてのお願いと、これまでのメールやサポートに関するフィードバック・感想・要望をいただき終了。
次回予告
次回は、そら坊の都合で3月末に連続して残り2回の指導とさせていただくことになりました。
オカヤマンさん、リスケに重なるリスケ、大変失礼しました。。。
しかし、2回の指導を集中的に受講できる利点も活かして指導をしていきますね、よろしくお願いします。
そら坊の個人指導が気になる方
日誌を読んで僕の個人指導に興味を持ってくれた受験生はお気軽にお問い合わせください。
気象予報士試験の個人指導をしてくれるところは少ないので、もし気になる方はお気軽にお問合せ下さい。
初学者の方でなくても、短期や単発の利用でも、1回だけの特定単元の指導や過去問の解説などなんでも承ります。
もちろん、長期的な指導も大歓迎です。
気になる方は上記リンクからクリックしてチェックしてみてくださいね。