本記事は第53回試験の終了後に執筆された記事のため、第54回試験に向けての日程等でまとめられており、最新のものには即していません。各試験毎に記事のリライトは行っていないため大きな変更点などはなるべく書き直していますが、対応しきれていない部分もあります。あくまで参考程度とされてください、何かあった際の責任は負いかねます。第63回の具体的な申請期間等は以下の記事で纏めています。
第54回の試験申込開始
兎にも角にも申込から
つい先日、第54回試験の合格発表がやっと終わったばかりですが
2020年10/16に、気象業務支援センターから正式に第55回試験の案内が公表されました。
気象業務支援センター公式HPは以下リンクをクリック。
第54回試験に関する記事一覧は以下
受験に関する諸々の期日・期間
センターから発表されている、受験に関する諸々の期間や期日は以下の画像のようになっています。
1月の最終日曜日が試験日のため、今回は31日という1月末日となりました。
それに伴い合格発表日も例年より1週間遅めに設定されていますね。
受験申請開始は11/16~です。早まって受験料の振り込みや申請書の送付を行わないようにしましょう。
受験申請の方法と手順
決して難しくはないのですが、一部アナログなので、特に若年層だと戸惑ったり手間取ることもあると思うので、申込方法と手順に関してまとめていきますね。
※万一申請において不都合があっても一切責任は負えませんので自己責任・自己判断でご覧ください※
まずは一連の流れをまとめます。
Ⅰ.受験料の入金
受験科目数によって入金額が異なる。
Ⅱ.受験申請書の準備
~方法は二つ~
①HPからファイルをダウンロード(ファイルにはPC入力用と手書き用の二種類ある)印刷
②センターから申し込み用紙を取り寄せ
Ⅲ.受験申請書の記入
~方法は二つ~
①PC入力➡センターHPにPC入力できる形式ファイルがあるのでダウンロードする
②手書き➡印刷or取り寄せた申請書に手書き入力
Ⅳ.封筒に入れて【特定記録扱い】で郵送
記入した申請書を封筒に入れて郵送。
ネット申請はなし。郵送申請のみ。
Ⅴ.受験票の到着
受験票が届くまで申請がきちんと受理されてるかわからないので気を抜かない。
が、一連の流れとなります。
この一連は全受験生に必須の作業です。
途中から読みたい方は気になる項目をクリックしてください、そこにジャンプします。
受験案内の印刷が必要かどうか知りたい方はここをクリック
Ⅰ.受験料の入金
振り込みに関する案内はこちら。
振り込みにおける注意点
振り込み証明書・控えを保管する
一番大事なことなので最初に書きますね。
受験申請書に振り込み証明書を貼る欄があります、あなたが正しく受験料を振り込んでいるかの判断は、この振り込み証明となる控えを申請書に貼ることで行われるので、かならず保管しておきましょう。
といっても、振り込みが正しく行われて振り込んだことが証明できないとどちらにしても受験できないので以下も全てだいじではあります。
ネット銀行で入金の場合は証明書の代わりに振り込み日時等を記入して照会してもらうようなので、振り込みが完了した上で、振り込み日時等自身の振り込みに関する情報が確定した後に、申請書に日時を記入しましょう。
受験科目数に応じて金額が異なる。
受験生毎に入金額が異なるので気を付けてください。
納入期間に振り込む
納入期間も指定されています、期間外に振り込まないようにしましょう。
納入期間は
2020年11月16日~2020年12月4日
です、実は期限まであと1ヶ月ぐらいあるので、振り込みが早くなりすぎないようにしましょう。
もちろん、期限に間に合わないのも論外です。
振込先
振込先口座は自由に選択できます。振込手数料も受験者負担なので、手数料が安く済む口座が一番ですね。
Ⅱ.受験申請書の準備
申込用紙はデータではなく現物が必要
まず、受験申請は
【ネット手続き不可】
なことを頭に入れておきましょう、そのうちネット申請できるようになるだろうと第52回試験の時から待っていましたが、いまだになりませんね。
毎回3000人ぐらいしか申請しないから、ネット化する手間とコストの方がおおきいんですかね?
まあ、アナログ信仰がまだまだ強い業界であることも否めないとは思います。
少し話がそれちゃいましたね。以下から受験申請に関してまとめていきます。
申請書の入手方法は
①ファイルのダウンロード
②郵送で申請書を送付してもらうための請求をかける
の二通りです。
上記が実際のセンターHPの画像です。
ダウンロードによる入手欄の【ファイルはこちら】のこちらをクリックすると以下の画面に飛びます。
全ての受験生に関わるファイルは上から2つの【試験案内】と【受験申請書】です。
試験案内に関しては後述します、まずは申請書の準備と記入に関してまとめます。
受験申請書はデータではなく現物そのものが必要です。ファイルをダウンロード後自身でプリントアウトするか、郵送で申請し試験案内一式を郵送してもらいましょう。
ファイルは【入力用】と【手書き用】があります。
・入力用➡直接PC入力できる申請書がダウンロードできるので、PC入力後印刷してしまえば記入まで完了。
・手書き用➡PC入力できないので手書き入力がしたい方はこちらをダウンロード。
僕は、試験案内の郵送請求をしたことがないので、そこに関しては具体的にどんな感じかは解説できません。
が、調べてみたところ…
- 一人一部しか届かない➡書き損じ・紛失・破損したら面倒
- 郵送の手間と切手代がダウンロード方式にくらべて倍かかる
- センターから申請書を送り返してもらうための切手代や返送用の封筒も自己負担となる。
- 届くまでに数日かかる
- 申請書請求期限が申請書ダウンロード期限よりも早い
と、デメリットだらけです。
特にPCに疎い方でなければ入力用の用紙をダウンロードして入力まで済ませてしまうのが最も楽です。
で、受験申請書や受験案内を印刷するのであれば、コンビニか自宅での印刷となります。
最悪、受験申請書だけ印刷しておければ申請は可能なので、プリンターをお持ちでない・故障してしまっている方はコンビニで印刷してしまってもいいです…
が、気象予報士試験はプリンター必須の試験なので、お持ちでない方は購入をしましょう。
以下の記事でプリンターの必要性に関してまとめているので、お時間あるときにお読みください。
Ⅲ.受験申請書の記入
PC入力でも手書きでも違いはないのでお好みで…
記入は上記で述べた入力用ファイルによるPC入力か、印刷or取り寄せた申請書に手書きかのどちらかなので好きな方を選びましょう。
それよりも肝心な記入内容に関してまとめますね。
記入例はないの?
まず、申請書の記入例を見つけましょう。
実は記入例はⅠで少し触れた【試験案内】の中に紛れています。
試験案内をダウンロードしましょう。7ページ目に記入例があります。
まあこんな感じです。左が申請書、右が記入例です。
申請書を上から順序良く下に書いていくとして、注意点を順番にまとめますね。
試験地は自分で選べる
試験地は自分で選べます。
(会場は指定されていますが。)
1年で約10%減は大きいですね。3000人しか申請者がいない試験なのに…
関東に住んでいるから東京じゃないといけないなんてことはないです。
なので、小旅行や帰省がてら遠方地で受験することも可能ではあります。
ただ、遠方地で受験することにメリットはほぼないです。
遠征に手間と時間、費用がかかる分デメリットのみとなります。
受験地域を最寄り以外で選択できる本質的なメリットは
出張や家庭の事情で、たまたま受験日にいま住んでいる地域にいられない人
のみだと思います。
それに該当しない方は基本的には最寄り会場で受験しましょう。
受験しつつ観光したい人は好きな地域を選んで観光がてら受験しましょう。
ただ、趣味で受験される方は観光がてらでもいいとおもいますが、本気で受験するかたは
【例え試験後でも数日は結果が気になって観光どころではない】
心理状態だと思うので、旅行は楽しめないと思うのでやめておきましょう。
科目免除がある人はきちんと申請
申請書中段に存在感のないとてもスリムな枠が2つあります
見落としそうになりますね。
が、かなり重要な枠です。
これまで頑張ってきた受験生の【科目免除】に関する2枠です。
学科試験合格者の学科試験免除申請枠
上の枠は【学科試験合格者】の免除を申請する欄です。
※詳しくは試験案内の6ページを見ましょう。
直近1年間の学科試験(第54回と第53回)で学科試験合格している受験生は免除が申請できます。
申請を忘れても【センターが気づいてくれるだろーし、いいかー】なんてことにはなりません。多分。
免除のある方は忘れずに申請しましょう。自己責任です。
学科試験を合格した回の【結果通知書】に自分の免除番号があるはずです、それを記入しましょう。
通知書を紛失した方は早めにセンターに問い合わせましょう。
※第55回に関してはコロナの関係で1年半前の合格(第52回試験)でも免除になる方がいます※
学科試験免除期間延長通知というものを自身で申請しておく必要があり、これからの申請は恐らく不可です。
経歴による学科試験免除欄
もう一つは受験生の経歴による学科試験免除欄です。
ここに関しては僕は対象者になったことはないので解説はできません。
が、特定の勉学をされている方や業務経験のある方は学科試験の一部or全部が免除になるようです。
そんな【気象エリートの方】たちはこのブログを見ていないと思いますし、まわりに教えてくれるかたがいるでしょうから割愛しますが、自分の立場と権利をきちんと利用して申請しましょうね。
顔写真が必要 ※サイズに注意・加工不要※
特に珍しいことではありませんが、本人特定のために顔写真の貼り付けが必要です。
証明写真をとってきてもいいですが、一番楽なのは
【スマホで撮影してコンビニでプリントアウト】
かなと思います。
※45mm×35mmのパスポートサイズなのでそれだけ間違えないようにしましょう※
ちなみにここで撮影した写真は、センターの方が確認の時に見る以外に利用されることはないです。
返送される受験票にその写真が使われていたり、合格後の書類や証明書に利用されたりは一切しません。
(2020年10月現在)
なので、気合をいれてかわいく写る必要も盛る必要も加工する必要もないです、本人特定できればそれでいいので、気楽に撮影しましょう。
B612もsnowも不要です、ご安心を。
あと、写真張り付け欄の下に自分の名前の記入と
【写真自体にも裏面に氏名記入を忘れない】
ようにしましょう。
万一用紙から写真が剥がれた際に本人特定できるように誰の写真かわかるようにしておきましょう。
試験案内にも書いてあります。
受験料振込に関する記入と用紙貼り付け
アナログ申請なので、受験料振り込みと受験申請者の紐づけもアナログで確認してもらうしかないようです。
不便ですが受け入れましょう。
ATMや銀行窓口による現金振り込みで、振り込み証明(レシート等)のでる形で振り込んだ方はそれを直接用紙に貼りつけましょう。他の①~④欄の記入は不要です。
※【□銀行窓口・ATM振り込み】の□欄へのチェックを忘れない。☑を入れましょう※
※ただし、振込用紙をめくって申請書が見えるように、糊付けは申請書の左端のみにする※
ネット銀行等から振り込み、振込証明書がアナログで出力されていない方は①~④を記入して、自身の振り込みと自身の受験申請を紐づけてもらいましょう。
※上記にも書きましtが、必ず振り込みが完了したうえで記入しましょう。
※【□ネット銀行振り込み】の□欄へのチェックを忘れない。☑を入れましょう※
Ⅳ.封筒に入れて郵送~必ず郵便局へ~
宛先のテンプレートは準備してくれています。
受験申請用紙への記入が終われば後は郵送するだけです。
センターのHPに【送付用宛名】としてひな形をつくってくれているので、これをダウンロードして印刷して封筒に貼り付けるのが一番楽です。
一番下の欄に確認できると思います。
【入力用】を開くとこんな感じです。
【入力用】は宛名の下に準備されている【受験者側の情報入力欄】にパソコン入力できるようになっています。
【手書用】は、そこがパソコン入力できないだけでそれ以外は同じです。
どちらにせよプリントアウトが必要になるので好きな方を選びましょう。
封筒に関して
センターのHPにも書いてありますが
封筒のサイズは
【角型4号~角型2号】
が推奨されています。
別にその中であればどれを選んでも構わないですし、送料もさほど変わらないので家に余っている封筒があるならそれを使えばいいと思います。
大は小を兼ねると思って僕はたしか二度とも角型2号で郵送しました。
申請書保護にクリアファイルがおすすめ
僕は封筒に入れる前に受験申請書をクリアファイルにいれて郵送していました。
受験申請書には
【写真】・【受験料振り込み用紙】・【科目免除番号】など
【確実に】センターに届けなければいけない情報ばかりが載っているのに、それをアナログ形式で送ることに心配があったからです。
雨・雪による申請書の破損、人為的ミス、配送トラブル…
何があるかわからないですから、自分の身は自分で守るためにクリアファイルで申請書を保護していました。
百均で百円で購入できたので、それで自分の安心を買っていました。
別に必須ではないですし、そんなトラブルやミスがおきる可能性の方が少ないとは思います。
なので、これは心配な方だけ参考にしてみてください。
準備ができたら郵便局にレッツゴー※絶対※
封筒を糊付けで閉じて、宛名も貼ったらあとは切手を貼って送るだけでも届くことは届きます。
が、
絶対に郵便局に行きましょう
センターからの指示で、普通郵便ではなく
【特定記録扱い】
という形式で郵送をしなければいけないからです。
また、定形外郵便になるはずなので、重さと大きさも郵便局で計測してもらって、送料ぴったり分の切手代にもしてもらいましょう。
特定記録扱いだと追跡ができたり受領印がもらえたりと
【送った・送ってない】【届いた・届いてない】
などの水掛け論が生まれないようになっています。
万一のトラブルで受験生とセンター双方に不利益が生じないようにするためのセンターからの指示ですので従いましょう。少し余計に費用が掛かりますが、我慢してください。
もし普通郵便で送って【到着が確認できない】とセンターに主張されると、受験者自身が何も言い返せなくなります。
自分を守るためにも必ず特定記録扱いにしましょう。
Ⅴ.受験票の到着
到着までしばらくかかる
無事郵送が完了しても、受験票は到着までしばらくかかります。
毎回【自分は無事に申請できているのだろうか…】と心配になります。
そして、受験日半月前ぐらいになってようやく届きます。
まさに【忘れたころにやってくる】といった感じです。
試験案内に記載もありますが、1/12~1/15に到着のようです。
下に添付しますね。
1/15がすぎても受験票が未着の場合はすぐにセンターに連絡しましょう。
受験申請が終わり次第勉強にとりかかろう
申請が終わると一息つきたくなりますが、申請後はすぐに気持ちを切り替えて勉強・対策を始めましょう。
受験票が届くまで気が引き締まらないかもしれませんが、受験票が届くころには試験は半月後に迫っています。
受験料を無駄にせず確実に合格するためにも、受験票の到着をまたず学習に取り組みましょう。
受験票が届いたら大事に保管
無事受験票が届いたら大事に保管しましょう。
当日も持参しなければいけないのでわすれないようにしましょうね。
できればポストカードホルダーを買っておくとよいです。
センターからの重要連絡は【ほぼハガキ】です。
しかも、どれも紛失するわけにはいかない重要書類ばかりです。
1.【受験票】
2.【結果通知書】⇦試験に一部合格した際の科目免除番号が載っており、半年~1年の保管が必須。
3.【合否通知はがき】⇦気象予報士試験に合格したことが証明できる唯一の書面。
※3に関して…気象予報士の登録証明をすれば【登録通知書】が、気象予報士のみしか入会できない「気象予報士会」に入会すれば免許証のような【入会証明書】が入手でき、その二つでも合格を証明できるが、登録証明には3000円の手数料と申請から半月ほどの時間が、予報士会入会には入会費5000円がかかる。ので、現状無料で試験合格を証明できるものは合格通知はがきのみ。
それに、せっかくの合格通知はがきをすてるのも味気ないですしね。
是非、長期保管してあげましょう。
何度も受験すると、【受験票】・【結果通知書】・【合否はがき】等が何枚もたまっていくはずです。
(もちろん、何度も受験せずはがきがたまらないで済むのが一番理想的です。)
自分の努力や頑張りを目に見える形で保管しておくことも、学習のモチベーション維持につながり、話のネタにもなると思うので、センターからのはがきはできる限り保管しておきましょう。
お手元にポストカードホルダーがない方は上のリンクからどうぞ。
補足~受験案内の印刷は必要か?~
念のため、1組だけ印刷して保管しておきましょう。
少しかさばるけど、万一のために受験案内もきちんと印刷・保管しておこう。
受験案内、結構かさばっちゃいますから、印刷するかどうか悩むと思います。
が、受験案内もデータだけで保管しておくのはやめておきましょう。
スマホやパソコンのデータを紛失してしまったときに、センターが受験案内を公開くれている保証はありません。
携帯するにあたっても、スマホの充電が切れてしまうと受験案内が確認できなくなってしまいます。
余計なリスクにおびえてしまう前に、若干手間とコストがかかりますが、受験案内もしっかり印刷して保管しておきましょう。
受験案内と受験はがきはそれぞれ紛失してしまわないように、きちんとわかるところに保管しておきましょう。
ファイルで冊子上に収納しておくと見やすさと携帯しやすさを両立できておすすめです。
紛れて破棄してしまわないように、ふだん学習に利用しているファイルとは別物にしましょう。
今回の受験案内は合計17ページのようなので、20ポケットあれば足りそうです。
受験申請が開始するまでに、受験案内をまとめておき、あまったポケットには受験申請に必要なもの【受験申請書や準備した写真・書類など】をまとめてしまっておくとよいと思います。
以上です。
まずは、正式な受験生になるために、面倒ですがきちんと手順を踏んで受験申請しましょう。
受験票が届いてしまって、すぐにしまっておけるように、ポストカードホルダーだけでも早めに準備しておきましょう!!