たかが文具・されど文具~合格を後押しする秘密道具たち~
気象予報士試験は様々な文具・アイテムを使う。特に一分一秒を争う実技試験では、自分に合った使い慣れたものか、使いこなす努力をしてきたかが合否を大きく左右する要因にもなる。
ここでは、独学での気象予報士試験合格に大きな力を貸してくれた文房具やアイテムたちを分類別に紹介する。おすすめアイテムの紹介と、選び方に関してまとめていくので読者自身に合ったものを見つけて、使いこなせるように日々使い込んでほしい。このページでは筆記具の中でも使用頻度も極めて高いシャープペンシルと消しゴムに関してまとめていく。
シャープペンシル
選び方
- 芯の折れにくさ。
- 芯が折れるとそれだけで時間ロスし、集中力が切れる。本番は特に芯交換の時間もなくしたい。
- 長時間使っても疲れない。
- 日々の演習だけでも相当手がつかれる。長時間使っても疲れないグリップ感の柔らかいもの。
- 重さ。
- 補助線を引いたりと何かとフリーハンドの作図も多く、安定した書き心地のために若干重くてもよい。
- 芯が自動でとがる。
- 芯が自動でとがってくれる、芯の回るものもある。これは一定の太さで記述できるので役に立つ機能。
- 芯の太さ。
- 無難に0.5が良いと思う。が、シャープペンシルで実際に作図を解答用紙にする場合は0.7など太めの実線が書ける太さのものも準備しておきたい。
僕が使っていたもの
僕が愛用していたのは【デルガード】というシャープペンシルだ。筆圧の強い僕には、芯が全く折れないこのシャープペンシルが非常に役に立った。値段も500円と決して高くはない。左上0.5:右上0.3:右下0.7となっている。
マス目が小さく0.5だと字の細かいところがつぶれてしまう人は0.3を。
0.5で困ったことのない方はそのまま0.5を。
0.5だと折れやすい、作図解答に使う可能性があるかたは0.7をチョイスするといいだろう。
なお学科のマークシートに関してはシャープペンシルではなく鉛筆の使用をおすすめするが、僕は後ほど紹介するマークシート用シャープペンシルを使っていた。
よければこちらのリンクから購入していただけると幸いです。より良い情報をよりたくさん発信できるように是非ご協力お願いします。
そのほかのおすすめシャープペンシル
そのほかに使ったことがあり、おすすめのものを紹介しておく。
1.クルトガ
まず【クルトガ】だ。シャープペンシルの内部で、芯が回転し、勝手に芯がとがった形をキープしてくれるという優れモノだ。
僕は、遅筆且つ筆圧が強く芯の折れる時間を削減する方を重視したので、最終的にはデルガードを利用したが、予備の一本にはクルトガを使っていた。左はαゲル付きでグリップでつかれにくいクルトガだ。右は普通のタイプ。右下重みのあるシルバータイプだ。
2.マークシート用シャープペンシル
このマークシート用のシャープペンシルも一本筆箱に忍ばせてもよいと思う。
1.3mmの太い芯に対応しており、鉛筆を使うかの如くマークシートを塗りつぶせるシャープペンシルだ。
僕はこれを学科試験の時と実技の作図の時に利用していた。鉛筆のような太い線が引けるので、解答用紙の図表の上から線を引いても、しっかりと自分の作図を示すことができる。
もちろん鉛筆を準備してもいいが、鉛筆は芯が折れた時のタイムロスがシャーペンに比べて長く、かつテーブルの上に鉛筆削り器をおいてよいか受験案内に明記されていないので、僕は最初からシャーペンで挑んだ。
左は受験案内で推奨されているHBタイプ。右が実際に僕が使っていたBのマークシート用の細かい修正ができる消しゴム付きのタイプ。下が芯交換がすぐにできるタイプだ。
消しゴム
選び方
- 軽い力で消せるか。
- 何度も力強くこすっていては、体力にも時間にも用紙にもよくない。軽くキレイに消せるかは大事。
- 細かい微修正ができるか。
- 学科試験の際に他の回答に影響が出ないように1つだけ修正したい。
- 実技試験の記述問題で1マスだけor字の一部だけを修正したい、などはよくある。
- 消しカスの具合。
- 机の上が消しカスで散らばると、地味にうざい。
- 解答用紙の下に消しカスがあって記述に悪影響があったりとタイムロスや注意力散漫の影響になる。
- 丈夫でしなやかか。
- 簡単にちぎれたり折れたりしない消しゴム
僕が使っていたもの
1.【リサーレプレミアム】
僕が普段から愛用していたのは【リサーレプレミアム】という消しゴムだ。軽くキレイに消せ、消しカスもまとまり、壊れにくい良い消しゴムだった、ぜひ試してみてほしい。文具店等ではたまにしか見かけないかもしれないのでネット購入が確実かもしれない。
2.【マークシート用消しゴム】
上記マークシート用シャーペンに付属されていることもある、マークシート用のスリムな消しゴムだ。スリムなので妙な使い方をすると折れることもあるが、普通にマークシートや細かい部分を消すだけに使うには十分な耐久性だ。
3.【ペン型ノック式消しゴム】
ペンのようにノックして中身を押し出す消しゴムだ。実技試験の細かいところを消すときに非常に役立った。角消しなども試してみたが、ボディが大きく普通のサイズの消しゴムだと、自分の手で自分の解答用紙欄を遮ってしまい、狙ったところが消せない。ということも多く、スリムで解答用紙欄から手を遠ざけて使えるこのタイプに落ち着いた。
1.リサーレプレミアム
2.マークシート用消しゴム
3.ペン型ノック式消しゴム
その他
蛍光マーカー
実技試験では蛍光マーカーや色鉛筆の持ち込みも許可されている。図表で領域と領域を色分けして区別することで、確かに理解ははかどる…が、僕はそんなに丁寧に色分けしてる時間はなかったので、念のため持ち込んでほんとに色分けしなきゃ整理できないときにだけつかっていた。
ただ、日々の実践対策の復習の際などには、考え方をまとめる際に活用していた。色鉛筆も同様だ。
細かい点にマークをしたいときは色鉛筆を、おおざっぱに領域を区分したいときはマーカーをつかうことにしていた。
色は暖色系二色と寒色系二色あれば事足りるだろう。もし蛍光ペンを選ぶなら、ペン先に窓があるタイプがいいい、止めたいところでしっかり止められる。
シャープペンシルの芯
僕は高校時代からナノダイヤという商品を愛用していたので、それをよく使っていたが、正直シャー芯は商品による違いを感じたことはない。試験案内ではHBと指定されているが、僕はより軽い筆圧で濃く書けるBを実は使っていた。軽くかけるほうが、消した後の汚れや解答用紙のくぼみなどが少なく、僕には合っていたのだ。
もし僕と同じお悩みの受験生がいれば、自己責任でBを使ってみてもよいと思う。が、反則になっても自己責任でお願いします(笑)
消しカスクリーナー
机上のスペースを節約するため、僕は準備していなかったが、消しカスクリーナーを持ち込んでいる受験生もいた。机の上が消しカスで散らばったり、図表と図表の間に消しカスが挟まり邪魔になったりすることは意外と多い。気になる人は持参してもいいかもしれない。
筆記具編は以上だ。
自分の実力を最大限発揮できる道具を使うことで、制限時間内に1文字でも多く正しい答えを記述しよう。
【時間が足りず1文字書けずにもらえなかったその1点で・時間に追われて書き損じしてしまった1文字で・時間が足りずに回答できなかった1問のせいで】
合格を逃してしまいこれまでの努力をが水の泡となることもありえる。
広告をたくさん挟んでしまって申し訳ないが、もしまだ文房具にこだわりのなかった人や、自分に合ったものを見つけ切れていない人、これから文房具選びを始める人は是非参考にしてほしい。