前回は2021年梅雨入り前ぐらいまでの指導に関してまとめていました。
今回は、第56回試験までついに1ヶ月を切った2021年7月中旬までの指導に関してまとめていきます。オリンピックも始まっちゃいましたね。
初回指導までの記事は以下にまとめています!
ちなみにまさおさんの使っているテキストもオカヤマン・Wさんと同じ「よくわかる気象学」でした。
まあ、まさおさんに関しては過去問演習がメインになるので、二人の間でテキストを使うことはあまりないと思いますが。
6月下旬~7月下旬まで
ほぼ実技試験対策一色に
一般知識試験対策も一段落し、遂に学習と指導のほとんどを実技試験対策に移行することになりました。
5月のGWから、少しずつ第40回の実技試験過去問を起点に演習を進めてもらっていたので、6月下旬には第49回ぐらいまで解き進めることができていました。
仕事も忙しい中コンスタントに解き進めてくれたため、計画通り学習が進みありがたいです。
振り返りも行いながら
このサイトでも何度も【復習の質と量に拘るべき】と口を酸っぱくして伝えてきています。
なので、まさおさんも【解きっぱなし】にせず【定着させる】ために一度解いた過去問を改めて解いてもらうようにお願いしました。
当初計画を立てた時は【万一計画通りにいかない】ことも考慮し、若干ですが計画にゆとりを持たせていました。
ですが、計画通りしっかりこなしてくれ、このままだと試験本番直前に解ける過去問がなくなってしまうため、回数を調整するためにも【解きなおし】の時間を作ることにしました!
なので、このころには同じ週に第40回と第50回の過去問を解いてもらい指導で解説するような感じになってきました。
振り返りでも新たな発見
同じ問題の解きなおしでも、うろ覚えだった箇所・間違った解釈をしていた内容・前回は気づけなかった疑問や不安・覚えきれていなかった知識など、どんな問題でも必ず新しい発見がありました。
特に、気象学への理解や実技試験に対しての解答力といったレベルが上がることで【解きなおしだからこそ新たに意識できたこと】がいくつもあったのでしょう。
過去問をこなすたびに【質問のレベル】が上がってきていることに気づき、まさおさんの成長を実感します。
前回の指導日誌でもまとめたのですが、毎回過去問演習の報告をメールでしてもらうときに【解答用紙の写メ】を添付してもらっています。
毎回、解答用紙すべてに一通り目を通し、メールで質問されてない箇所でも気になることや改善すべき点はバンバン突っ込んで、以降の過去問演習で意識してもらうようにしていました。
その積み重ねもあり、記述力や問題の要所をきちんと見極める力が向上してきたのを解答用紙から感じます。
このころにはギリギリとは言っていましたが、なんとか75分以内に問題を解けるようになってきたようです。
苦手単元・分野の復習
いくつか過去問演習を行ううちに、まさおさんの弱点が分かってきました。
- 事例によっては基礎力が不足しているところがある
- 現象・事例の平面的な理解に比べ、立体的な理解が弱い
特に【梅雨】と【台風】に関して基礎が固まっていない部分があったので、この両単元に関しては疑問点の解消だけではなく、頻出されるポイントや要点、記述の際のコツやポイント、キーワードに関して等、より詳細な指導をおこないました。
また、前線を立体構造で捉えきれていなかったのでそこも解説をおこないました。
その時のメールの一部が以下です。
作図問題抜粋集
あと、つい先日作成した【作図問題対策のための作図問題抜粋集】をまさおさんにご提供させて頂いました。
いつも時間ぎりぎりで、前線解析や擾乱中心位置の解析・特定が苦手です。
ということだったので、解答速度UPと作図の精度UPのために【作図問題集】で対策してもらうことにしました。
過去問から作図問題だけを抽出して、問題集化したものです。
第28回~第50回の過去問で出題された作図問題合計76問を収録しています。
作図問題はそこそこの精度で素早くが鉄則
実技試験における作図問題は【配点の割に時間がかかる】といういわゆる【コスパの悪い問題】の代表です。
しかも、与えられた情報・データだけで正確に解析するのは難しいことが多いです。
もちろん【出題者の意図をきちんと理解したうえで】【与えられている図表から手に入るヒントとの整合性がとれていれ】ば、多少作図がズレていたとしてもきちんと点数がもらえるようにはなっています。
が、試験では、与えられだけでは正確なものを導くにはそもそも情報が不足していることが往々にしてあります。
なので、作図問題は【そこそこの精度で素早く解く】のが鉄則です。
もちろん、復習の際は模範解答がどうしてそうなるかをきちんと理解してほしいですが、試験本番での得点を最大化するために、演習時・本番時は作図問題に時間をかけすぎないようにしましょう。
まさおさんにも作図のコツを掴み、センスを磨いてもらうため、作図問題集に取り組んでみてほしいと伝えています。
なお、受講生様以外には有料ですが【作図問題集】を販売しております。
非常に好評をいただいており、第56回試験対策の最後の追い込みに使っていただいているようです。
作図問題集に関する詳細と記事を載せておくので気になる方はチェックしてみてください。
2021年7/23現在、こんな感じでまさおさんの指導が進んでいます。
今後の課題
解答精度のUP・試験戦略構築・一般知識総仕上げ
第56回試験まで残り1ヶ月を切りました。これからのまさおさんの課題は【解答精度UPと一般試験の暗記モノ詰め込み】です。
まさおさん、遂に75分で実技試験を完答できるようになってきました。あとは、回答時間内で如何に70点をとるかという精度の向上と試験本番での戦略を構築していく1ヶ月になります。
また、一般知識試験の合格も確実にしていかなければいけません。直近数回の過去問を解かずに残しているので、それらを使って最後の総仕上げを行っていきます。
と、いうことで以上がまさおさんの指導日誌#2でした!
ご精読ありがとうございました、みなさんも夏試験に向けてまさおさんと一緒に頑張りましょう!
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— そら坊です。文系フリーターが独学で気象予報士になれたのでブログ始めました❕❕ (@weather_support) July 9, 2021
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