作図・製図アイテムは必需品
気象予報士試験では、特に実技試験において作図・製図アイテムが必須です。
このページでは最低限必要な作図・製図アイテムと僕が愛用していた商品をまとめるので、まだ準備できていない受験生や自分に合ったアイテムを模索してる受験生は参考にしてください。
受験案内にも持込が義務付けられている
気象予報士試験のしおりである【受験案内】でも、毎回持参物の必須品・推奨品として各種製図用品が記載されています。
以下は次回の第55回試験用に公開されている受験案内の一部です。
実際の試験問題でも、フリーハンドではなく定規で正確な実線・破線を解答用紙に描画するように指定されることも多いです。
フリーハンドで定規と同レベルの直線がかけるぜ
道具なしでも任意の半径で正円かけちゃうわ
目測で㎜単位の長さの計測も余裕よ
なんていう特殊能力持ちの受験生以外はきちんと準備しましょう。
使いどころ
実際に作図アイテムを使う問題は以下のようなものがあります。
- 作図問題
- 擾乱の移動速度計算
- 擾乱の規模や半径等の計測
- 擾乱の中心位置の判定
- エマグラムや天気図上における直線や面積の按分、分割、比率計算
などの問題において定規・コンパス・ディバイダ・ルーペ等の【作図・製図アイテム】が用いられます。
どれもほぼ毎回1題は出題されます。
少なくとも実技問題100点中の15~25点ぐらいにはかかわってきます。
試験に用いる作図・製図アイテム一覧~三種の神器~
では実際に準備が必要なアイテムをまとめます。
①.定規類
②.コンパス
③.ディバイダ
これが三種の神器ですね。
一度は必ず3つを揃える
実技試験対策をこれから始める受験生は
必ずこの3つを一度は揃えましょう。
もしかしたらコンパスとディバイダのうち、どちらかは使わなくなるかもしれません。
実際に僕も、最終的にはディバイダは使わずコンパスで兼用していました。
でも繰り返し言います。
必ずこの3つを揃えましょう。
まずは必ず試してみてください。
試してみたうえで使わなくなる可能性もあります。
が、
その数百円の出費を惜しんだことで合格が半年先延ばしになるかもしれません。
受験料と同じ必要経費と割り切りましょう。
に関しては近いうちに別の記事で纏めていきますね。
この記事では、①の定規類に関して僕のおすすめや選び方、活用方法をまとめていくので参考にしてください。
②、③に関してはなるべく早く続きの記事を書いて掲載しますね。
【コンパスとディバイダは両方いるのか問題】
にもその続きの記事で触れられたらいいなと思っています。
字数の関係で触れられなければ、また別の機会に別記事にまとめる予定です。
では、定規類編にいきます。
【①.定規類】のおすすめと選び方
まず、ルール違反をしない定規を選ぶ
定規に関してはまず
ルール違反
とならないものを選ぶ必要があります。
上記で載せた受験案内にも記載がありますが
【分度器機能付きは禁止】
です。気を付けましょう。
折りたたみ式の長さを調整できる定規もよくありますが、大体分度器機能付きなので避けましょう。
画期的な商品はない
定規は、使用用途のシンプルさのためか、百均の定規でも特段困らないので
これすごくいい!!
という商品に巡り合っていません。
なので、お好きな定規を買うとよいと思います。
というか、面白そう・便利そうな定規やアイテムも中にはあるんですけど、そういうアイテムのほとんどは
【分度器機能がほとんど付属している】
ので、使用禁止になってしまうんですよね。
一発退場・不正扱いとはならないとおもいますが、試験前の試験官による机上チェックでの際に、規定違反の文具が置かれていると恐らく没収されて試験中は使えなくなってしまうはずです。
なので、定規に関してはあまり特殊なものや便利機能のあるものは探さない方がいいです。
僕も、百均の普通の定規をつかっていました。
が、使っていったり試したりするなかで
選ぶならこんな定規がいいという特徴は
見つけたので、紹介していきますね。
選ぶべき定規の特徴
特徴①:本体が無色透明
定規を用紙に当てたときに、定規と用紙の被った場所もきちんと見えるものを選ぼう
特徴②:目盛りは1mm単位
長い定規だと目盛りが粗いものもあるからよく見て買おう
特徴③:本体にマス目や罫線、余計な絵柄はいらない
下の用紙の図やグラフと定規の実践が被って見えにくいこと、この上ないよ
特徴④:最低限の重さ
最低限、使用時にズレない・ブレない重みと滑らない材質の定規を選ぼう
最低限このあたりを抑えておくと、定規でストレスを感じることはないと思います。
三角定規に関して…
三角定規の選び方も基本的には上記の4点に気を付けてもらえれば問題ないと思います。
が、三角定規を選ぶときはもう2点だけ付け加えたい特徴があります。
三角定規を選ぶときの特徴⑤:滑らかさ
三角定規は平行線を引くのが主。
用紙上での動きの滑らかさや三角定規同士を当てた時のスライドのし易さもチェックです。
三角定規を選ぶときの特徴⑥:コンパクトさ
あまり大きいと用紙上や机上で取り扱いにくいです。手のひらに合ったサイズを選ぼう。
あこがれの二刀流になろう
長・短二本の直線定規を使い分ける二刀流をおすすめします。
直線定規は1本だけだと、長さが足りなかったり、逆に長すぎて扱いにくかったりします。
なので僕は、15cm定規と30cm定規を本番でも机上に置いていました。
全ての日本男子が1度は憧れる二刀流というやつですね。
30cm定規はそこまで活用頻度はそこまで高くないんですが、手元に置いておくと安心です。
本番で少し長めの直線や平行線の作図をしたくなるかもしれません。
その時に15cm定規しかなく、作図がうまくいかなくなってしまうリスクを抱えたり、そうなったらどうしようと不安をぬぐえないまま受験に臨んでしまうぐらいなら、念のため百均で一つ買って置いておきましょう。
それに、30cm定規を買って無駄になることはありません。
なぜなら…
30cm定規にしか出来ない大仕事とは…
なぜなら、30cm定規は実技試験本番中に、実際の作図や計測以外の側面で
彼にしか出来ない大仕事をこなしてくれる
からです。
その作業とは…
実技Ⅰ・実技Ⅱのそれぞれで
9割以上の受験生が
少なくとも1回以上行う
失敗の許されない
なるべくスピーディーに終わらせるべき
作業です。
僕はその作業を、必ず30cm定規君に任せていました。
特に不器用な受験生や実技を初めて挑戦する受験生は、彼にこの仕事を任せるべきなので、是非30cm定規を手元に備えておきましょう。
僕は不器用だったから、毎回この大役を30cm定規に任せていました。
その作業とはなにか…は、この記事の最後に100円で公開しています。
100円といえども有料なので、あなたに必要な情報かどうかきちんと精査して購読されるか検討ください。
ということで、しっかり宣伝も挟んだところで定規編のまとめはこのくらいにします。
憧れの二刀流を是非ご検討ください。
【空の呼吸】を体得しましょう。
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二刀流気に入ってしまった…(自画自賛)
で、30cm定規にしかできないその仕事とは…
上でさんざんアピールした30cm定規にしか出来ない大仕事がなにかは、この先の有料ページでご紹介します。
有料にしていましたが、無料に変えました。2022.1/30
【30cm定規にしか出来ない大仕事とは…】に戻るにはここをクリック
実技試験をなんどか受験している人や勘のいい人は、先述のヒントでどの作業のことかわかると思います。
30cm定規にしかできない仕事とは…
それは
問題用紙から各図表のスムーズな切り取り
です。
実技試験では
問題用紙4枚と10枚前後の天気図等が1冊の冊子にまとめられ、受験生に配布されます。
まず、僕が実際に受験した時の問題冊子を載せるので見てください。
第52回試験の実技Ⅰです。
9割以上の受験生は、この問題冊子から問題用紙や天気図を切り離し分類して試験に臨みます。
冊子のままだと、各資料を見比べながら問題用紙や解答用紙へアクセスするのに余計な時間や手間が発生したり、二つの図を横や縦に並べたりできないので、実技試験においてかなりの不利益を被ります。
試験主催者側もそこは配慮しているようで、各資料が冊子から切り離せるように各ページにミシン目が打たれています。
なので、特にアイテムを使わずとも、ミシン目に沿って用紙を折り、手で切り取ることも可能です。
が、ミシン目があるといっても、手できれいに切り取るには多少の時間がかかってきます。
ミシン目に沿って一度用紙に折り目を付けたりするでしょうし、切り取る用紙は1枚だけではありません。
2,3枚なら一度の作業でまとめて切り取れるかもしれませんが、合計10枚近い図表を切り取ろうとすると、同じ作業を2,3回繰り返す必要も出てきます。
しかも、用紙切り取りは実技試験スタート直後に行われます。
1秒を争う実技試験で、試験開始直後のかなりの緊張の中、問題用紙や図を傷つけてはいけないプレッシャーを感じながら、この切り取り作業は行われます。
ここがうまくいくかどうかで、その後の実技試験の点数が数点変わってくるといっても過言ではありません。
上手くスムーズにいけば、気持ちにゆとりをもって問題に取り掛かっていけるでしょう。
てこずれば、解答時間を圧迫してしまって回答時間が足りなくなったり、気持ちに焦りが出てしまい、ケアレスミスを生んでしまったりします。
最悪の場合、問題用紙や図が破れてしまって、読み取りや図の見比べに影響が出て、回答に支障が出る可能性もあります。
なので、これを購読してくれた受験生は手や15cm定規で切り取るのではなく
30cm定規をミシン目に沿って当てて一気に切り取る。
方法を絶対に行ってください。
15cm定規だと縦の長さが足りずに、一部を切り取り後に再度ミシン目に当てなおしたりと、同じ一回の切り取り作業でも30cm定規に比べて手間が増えてしまいます。
20cm定規でも短くて届きません。
実際の問題用紙はA4サイズなので、縦は29cmあります。
30cm定規ならぎりぎり届くのです。
実技試験でよいスタートを切れると、ぐっと合格に近づけます。
是非、30cm定規をお手元に準備してくださいね。
ということでした。ご購読ありがとうございました。